0:01 どうも りゅうです 突然ですが 世界最大のインサイダーは誰だと思います? ウォール街でしょうか 巨大ヘッジファンドでしょうか 違います ズバリ 国家です そのことを 最近のトランプ大統領と その一族が展開する 暗号資産ビジネスを巡る報道が 改めてぼくらに思い出させてくれます 大統領就任後 暗号資産や関連企業の価値が急拡大し トランプ一族には 巨額の資産が生まれたとされます ミームコイン 暗号資産関連企業 ステーブルコイン事業などを通じて トランプ一族に多額の収益や 資産価値が生まれていることが 各種報道で取り上げられています
0:46 ぼくは以前 当チャンネル動画で 『暗号資産』を扱いましたが 「ビットコインは政治銘柄である」 と言い切ったことを 覚えていらっしゃいますでしょうか 報道以前からも トランプ大統領とその周辺が 市場で巨額の売り買いを繰り返しており とてつもない利益を上げている可能性があるのではないかと指摘もされていました 果たして これは壮大なインサイダー取引ではないのか? もちろん 事業の内容や評価については 賛否があります 利益相反だという批判もあれば 合法的なビジネスだという反論もあります ただし当チャンネルで扱うわけですから トランプが正しいとか 間違っているとか そういうインフルエンサーたちが 大好物な話じゃありません 細かいことはどうでもよくて もっと大きな話です
1:35 本当に驚くべきなのは 世界中の資本が 権力の近くへ集まり続ける構造です トランプ プーチン 習近平 歴史を振り返れば カエサル ロスチャイルド トランプに至るまで 人類は2000年以上 同じゲームを繰り返してきました 権力が集まる場所には 必ず資本が集まります そして 資本が集まる場所には 世界中の人間が集まります 政治家 銀行家 投資家 軍需産業 グローバル企業 エネルギー企業 巨大ファンド 彼らは皆 一般人が毎日見ているニュースとは そもそも見ている景色が違うんですね もっと言えば 庶民はニュースを見て未来を予想します
2:21 でも 世界の頂点にいる人たちは 未来を作る会議に参加しています この差は別次元 だから今回は 少し残酷な話 実はこの世界 市場で動いているように見えて 本当は違います 市場が動く前に 情報が動いています そして 情報が動く前に 権力が動いています つまり 世界を動かしている順番は 皆さんが学校でお行儀よく教わった順番とは 真逆なんですよね 皆さんは 世界で最も価値ある資産とは 何だと思いますか? ゴールドでしょうか ドルでしょうか ビットコインでしょうか?
3:07 どれも違います 世界で最も価値がある資産 それは「未来を知る情報」です 例えば 1週間後 どこの国が金利を引き上げるのか どの国が戦争を始めるのか どの産業に数兆円規模の補助金が 投入されるのか どの企業が国家プロジェクトを受注するのか もし それを1週間早く知ることができたら あなたは何を買いますか? 実は 資産というものは 「未来を知る情報が お金へ姿を変えたものに過ぎない」 と考えてもいいかもしれません だから世界中の資本は 何百年も前から 情報が集まる場所へ向かって流れてきました 例えば 現在であれば
3:53 アメリカのホワイトハウス ロシアのクレムリン 中国の中南海 そこには トランプ プーチン 習近平 立場も思想も 互いに大きく異なる指導者たちがいます しかし 一つだけ共通点があります 彼らのもとには 世界最高レベルの情報が 集まるということです 外交 軍事 諜報 AI エネルギー 金融 宇宙開発 半導体 資源 安全保障 世界中の国家機関や専門家から 毎日のように膨大な報告が上がってきます そして その周辺には 必ず巨大な資本が集まります 本人名義の資産なのか 家族の資産なのか 側近や企業ネットワークの資産なのか あるいは 国家そのものを動かす権限なのか
4:41 そこは国によって違います しかし 重要なのは一つ 国家指導者や その周辺の権力者たちは 給料では説明できないほど 巨大な資本を手にしているケースが 非常に多いと言えます ここで勘違いしてはいけないのは 権力者は自分の財布で世界を動かしているわけじゃありません もっと大きい話で 彼らは 世界中の資本が向かってくる 「情報の交差点に座っている」 と見ることができます これは美味しいポジションですよね あからさまに言えば 庶民はニュースで世界を知ります ただしインサイダーたちは ニュースになる前の世界を見ています この違いだけで 人生の景色は まったく変わってしまいます
5:27 そして この構造は 現代に始まったものではありません むしろ 人類史そのものが 情報の交差点を巡る闘争でした 人類は ずっと同じことを繰り返しています 違うのは 武器だけ 船だけ インターネットだけ AIだけ 本質は 何一つ変わっていません 情報を最も早く手に入れた者が 文明を動かしてきました ここでは 大規模なインサイダーの事例として ヴェネツィア共和国を 最初にピックアップしたいですね 普通 教科書では 海洋国家と習うだけで終わります ただし実体的には ヴェネツィアは世界最初の情報国家でした
6:14 地中海中から 毎日 最新情報が集まります 香辛料価格 銀価格 航路 海賊 イスラム世界 ヨーロッパ王室 疫病 戦争 港が一つ閉鎖されるだけで 利益は何倍も変わります つまり 情報そのものが巨大なマネーでした だからヴェネツィアは 船を動かしていたのではありません 情報を運んでいたんですね 次は メディチ家 銀行家として有名ですよね でも銀行とは お金を預かる仕事ではありません 本質は 情報産業です 誰へ融資するか 誰が破産するか どこの王が勝つのか 教皇選挙はどうなるのか 世界中の情報が 銀行へ集まりました
7:00 だから 巨額マネーが集まる つまり お金が情報を生むのではありません 情報が お金を生むことが重要です そして外せないのは ロスチャイルド家 彼らは ヨーロッパ最速クラスの通信網を持っていました 伝書鳩や 騎馬伝達網 独自ネットワーク つまり 彼ら最大の武器は 金庫ではありません 通信速度でした 情報が 誰よりも早く届く その優位性が 壮大な金融帝国を築く 大きな要因になったんですよね さらには 東インド会社 ここまで来ると 会社なのか 国家なのか 線引きがつかなくなります 会社なのに 軍隊があります 外交しますし なんなら戦争までします
7:47 植民地を経営します つまり 国家と企業が ほとんど一体化していた存在でした その中心には やはり情報がありました どこへ船を出すか どこで戦争が始まるか どこの港が開くか すべては情報戦でした 現代でも 色々なケーススタディがあるんですけど 当チャンネルでも動画化しているのが 9.11同時多発テロ 事件直前 航空会社などの株価下落に賭ける取引が異様に増大していたことから 「誰かが事前に知っていたのではないか?」という疑惑が広まりました その後の公式調査では アメリカ政府や証券当局は 「大規模なインサイダー取引を裏付ける証拠は確認できなかった」
8:32 という結論を公表していますが これには個人的に疑問があることは 動画でまとめた通りです 実は全部 同じゲームです 情報を制する者が 次の資本を制する これだけは ヴェネツィア共和国から 何一つ変わっていません だから実は ぼくらの人類史には インサイダーという一つの軸があります 多くの人たちは 最も力が強い者が世界を支配したと思っています でも実際に文明を動かしてきたのは 最も早く情報を手に入れた者たちでした 火薬よりも 蒸気機関よりも インターネットよりも 最も文明に影響を与えたのは 「誰が最初に知るか」という 情報の速度でした
9:25 皆さんは 毎朝ニュースを見るでしょうか 株価 為替 戦争 雇用統計 大統領選挙 金利 AI 暗号資産 それを見て「世界が動いた」と思っています しかし 本当にそうでしょうか? ぼくは逆だと思います 世界は ニュースが出る前から動いているからです ニュースというのはですね その結果を 庶民が知る瞬間です 例えば 中央銀行が金利を変える その数か月前から 市場では様々な予想が始まっています 経済指標 要人発言 企業決算 資金の流れ 市場参加者は 公開情報を分析しながら 未来を織り込み始めます つまり ニュースが出た瞬間は
10:12 すでに市場の一部では 「次のゲーム」が始まっているんですよね だから ぼくの言葉であからさまに言っちゃえば ニュース速報とは 「利益確定のお知らせ」です いつも大変お世話になっております この前提のうえで さらに視点を広げてみましょう 皆さんは 世界で一番強い存在は 国家だと思いますか? アメリカ 中国 ロシア 日本 もちろん国家は巨大です ただしですね 国家もまた 一つの巨大なネットワークの中で動いています 世界には 中央銀行があります 国際機関があります 巨大ファンドがあります 多国籍企業があります シンクタンクがあります 大学があります 研究機関があります
10:57 AI企業があります それぞれ役割は違いますし 利害も一致しません ただし共通しているのは 情報が集まっていることです だから世界中の優秀な人材も 資本も そこへ集まります ダボス会議のように 公開されている国際会議もあります 企業と政府が政策について 議論する場もあります 大学や研究機関が 共同研究を進めることもあります 現代社会では 情報は一か所ではなく 巨大なネットワークとして循環しています 世界には一人の支配者がいるわけじゃなくて 無数の情報ネットワークが 重なり合いながら文明を動かしているんですね
11:45 ここまで聞いて こう思った人もいるでしょう 結局 世界はインサイダーなのか 国家権力者には勝てない 巨大ファンドにも勝てない AIにも勝てない それなら もう努力しても意味がないじゃないか そう思ったなら 正直この動画の3割しか理解できていません もちろん前提知識としてこの3割は 絶対に不可欠な認識なんですけど ここから7割の話をします 要するに帝王学の話に入るんですけど 多くの人たちは「勝つ」という言葉を 勘違いしています 帝王学的な勝利とは インサイダーになるのを目指すことじゃないし 相手より早く情報を得ることでもありません 相手より 大きな時間軸で世界を見ることにあります
12:31 例えば インサイダーは 明日のニュースを知っているかもしれません 来月の政策を知っているかもしれません 数か月先の市場を 予測しているかもしれません でも 10年後の文明までは 誰にも支配できない 人口減少 AI ロボティクス 少子化 高齢化 エネルギー革命 宇宙開発 ぼくらの文明は 何十年という時間をかけて ゆっくり動いていきます この流れだけは 金融資本家や国家ですら 自由には変えられません だから 本当に見るべきものは 毎日のニュースではありません 文明です インサイダーは 明日の新聞をカンニングできているかもしれません でも帝王学の学徒は 10年後の歴史の教科書を読んでいるのだとも言えます
13:19 この違いが分かりますか? たとえばぼくは 20年近くもゴールドを見てきました 1グラム5000円を超えてからは買っていないことはお伝えしていますけれども それ以前は大量買いしており 価格上下は日常茶飯事で 何度も暴落しました 投資し始めた初期には 暴落のせいで 結構痛い含み損を 抱えたタイミングもあります 相場を動かすインサイダーたちに 「上手くやりやがって」 と思ったこともあります 「ゴールドは終わった」 「しょせんゴールドはバブル」 そんな声は 何度も何度も聞きました ただしですよ ぼくが見ていたのは 1ヶ月後の価格のわけがありません 見ていたのは文明です 国家債務 国家バランスシート 中央銀行 通貨発行 人口構造 地政学
14:07 世界は どちらへ向かっているのか その大局だけを見ていました だから 毎日の値動きに 振り回されなかったですし 慌てて売り買いしたりすることも ありませんでした 実はですね これこそが インサイダーに唯一勝てる方法なんです インサイダーは 短期情報では圧倒的です でも 文明全体の大局を 自由に変えることはできません 超権力者やグローバル資本家が 人口動態を自由に動かせますか? AI革命を 止められますか? 老化を リセットできますか? 彼らとて魔法使いではありません しょせん大河のなかの一滴 文明とは 国家よりも 金融ネットワークよりも遥かに大きいです
14:56 ここから考えを変えてください 多くの人たちは 金持ちになろうとしています でも 本当に目指すべきものは 金持ちじゃなくて「時間持ち」です 短期の値動きに 振り回されない ニュースに 感情を支配されない 10年先を見て 今日を生きる この時間軸 大局観こそ 帝王学が教える最大の武器なんですね それに加えてですね かなり大事なことがありまして インサイダーたちは確かに強大ですけど 地球には一人の支配者が君臨しているわけじゃないともお伝えしましたよね インサイダーの勢力は大小様々 非常に沢山あることが重要です 実はですね 皆さんの身近にも
15:43 小さなインサイダーは 幾らでも転がっていたりします コレは本当 人間関係のなかに 会社のなかに ネットのなかにそれはあります たとえばですよ 上場企業の社長や役員は 決算発表前から自社の業績を知っていて 自社の株価の未来を 掌握しているとも言えますよね あるいは 公務員はいち早く再開発計画や補助金事業を知るはずです いや正確に言えば 公務員自身が そうした政策を作る側です もちろん公務員が インサイダー情報を流すのは違法で あってはならないことですが こうした上場企業や公務員の例からも 案外 皆さんの身近にインサイダー情報そのものは普通に存在しているんだ
16:28 ということを知ってもらいたいんですね 日々の生活のなかにも インサイダーは溶け込んでおり それがグローバル社会や 国家スケールのなかにも無数にあるのは自然です だから繰り返しですが 世の中には大小様々 インサイダーの勢力が膨大にあり それが折り重なることもあるし 対抗し合うこともあるし 敵対インサイダーに出し抜かれることもあるし どのようなインサイダーでも 完全勝利する方法は絶対にありません 権力を掌握していたときには 膨大な資本を手にできたとしても 引退や失脚してから暴かれて全てを奪われ 人生に敗北することもあります こちらの動画『中国で内戦勃発?』で
17:14 一つの具体例にフォーカスしながら 生々しい話をしましたけれども 一個の人間のケーススタディとしてこの動画は特にご視聴をオススメします これは 単なる中国の内部だけの話じゃありません 権力があった瞬間は 莫大な蓄財ができていたとしても ひとたび追い落とされたら ゼロどころかマイナスになります だから インサイダーだから最強などということはなく 常勝が約束されているわけでもなく 結局のところ庶民もインサイダーも同じく 確実に勝利を掴めるのは 帝王学の中にしかないんですよね 帝王学を自分のなかに取り込み 文明を見て 人口を見て 産業構造を見て 国家を見て 潮流を見る
17:59 そして10年後から 今日という一日を見つめ直してみる その瞬間 膨大に飛び交うニュースは 雑音になります 株価は 日記になります 市場は 文明という大河の ほんの一つの波に過ぎなかったことが分かります いいですか この世界には 二つの投資があります 一つは お金を増やす投資です もう一つは 世界を見る解像度を上げる投資です 前者は 時に失われます でも後者は 誰にも奪われません 解像度が上がれば ニュースの見え方が変わり 歴史の見え方が変わり 人間の見え方が変わります そして 人生そのものが変わります だから インサイダーに悔しがる必要は全然ないし
18:45 インサイダーたちに勝てる方法だって 用意されていて インサイダーたちより 強くなることすら可能です そもそもインサイダー勢力同士も合従連衡を繰り返して争っており 本質的には インサイダーと庶民に実はそこまで違いがないという認識にまで到達してください 絶対的な違いがあるのは 帝王学の学徒と 一般庶民の間だけ そうした視点で俯瞰すれば インサイダーたちも 文明全体の揺らぎの一つとして 感情に左右されず 興味深く見つめることができるようになるはずです ぼくはこの動画で インサイダーを批判する意図はありません
19:31 富豪や権力者を 否定したかったわけでもありません 国家を否定したかったわけでもありません むしろ逆です 彼らは それぞれの立場で 巨大な責任を背負い 巨大な情報を扱っています だからぼくが本当に伝えたかったのは もっと大きな話 人類は 何千年も 同じことを繰り返してきました 皇帝がいました 将軍がいました 銀行家がいました 大商人がいました 多国籍企業がありました 巨大ファンドがありました そして AI企業が生まれました 時代は 何度も変わりました でも 一つだけ 変わらなかったものがあります 情報が集まる場所へ 資本が集まる構造です この法則だけは 2000年前も 今日も
20:18 おそらく100年後も 人類が存続している間は変わらないでしょうね 帝王学は そうした人類すべてを そのままの形で丸っと抱きしめ 大局にフルベットする学問です 帝王学とは 権力を握る技術ではありません お金持ちになる技術でもありません まして 他人を支配する技術でもあるはずがない 帝王学とは 文明を読む技術です だから帝王学の学徒は 慌てません 恐れません 熱狂しません 世界中が右へ走れば 左へちょっと歩いてみます 世界中が悲観すれば 面白がります 世界中が歓喜すれば 布団に猛ダッシュして寝てしまいます 徹頭徹尾 反大衆的
21:04 それは 天才だからではありませんし 未来を知っているからでもありません ただ時間軸が違うだけ 本当に ただそれだけなんですよね 帝王学は インサイダーを超えます もちろん人生には 偶然があります 運があります 予測できない出来事もあります だから「10年後を見れば必ず成功する」と言いたいわけではありません しかし歴史を振り返ると 目先の情報だけを追い続ける人よりも 人口 技術 制度 国家 文明という 長い流れを理解しようとした人のほうが 大きな変化に適応できたのは確かです 本当に磨くべきものは 特別な情報網ではありません 世界を見る解像度にあります 最後にまとめますと
21:50 インサイダーは 明日を知る者です 帝王学の学徒は 10年後 100年後から今日を見る者です 本当にぼくらの未来を支えるのは 情報ではありません 時間軸であり 大局観です だから当チャンネルの全ての動画は ニュースを解説しているわけではありません 時代を経ても変わらない普遍的な原則を扱っており 大局だけを見ています 過去動画もすべてが 一本の線で繋がっていますので 本質部分が古くなることもなく 安心してご視聴してみてください 100年後にこの時代を振り返ったとき 「あの頃 人類はこんな分岐点に立っていたのか」 そう思えるアーカイブを一つずつ 残していければ ぼくは満足ですね それではチャンネル登録して 次の動画をお待ちください