農村地域再生政策論14ー③

簡単なまとめ

この動画では、ヨーロッパの地理的表示保護制度を例に、日本の地理的表示(GI)保護制度について解説しています。GI制度は、地域ブランドの保護と振興を目的としていますが、日本ではまだ認知度が低いという課題があります。GI登録後のブランド維持や、行政と生産者の連携、そして何よりも品質の維持が重要であることを説明しています。

  • 日本のGI制度はEUの制度に準拠している
  • GI登録には生産者団体の設立と詳細な書類の準備が必要
  • GI登録後の認知度向上とブランド維持が課題

日本の地理的表示保護制度

ヨーロッパの地理的表示保護制度の事例としてイタリアの生ハムを紹介し、日本における地理的表示保護制度について解説。日本も2015年にこの制度を導入し、EUの制度に準拠した形で運用されています。地理的表示地や品質基準に基づいて登録され、名称、生産地、特性、伝統性、産地との結びつきなどが重要な要素となります。登録には詳細な資料が必要で、自治体の協力が不可欠です。

GIマークと課題

現在、日本では145品目がGI登録されています。GIマーク(地理的表示保護制度マーク)は、消費者が商品を選ぶ際の目印となりますが、イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノやパルマの生ハムほど認知されていません。神戸牛のような有名な産品を除き、GIマークだけでは消費者に響きにくいのが現状です。GI登録された産品のブランド力を高めるための努力が不可欠です。日本のGIマークは赤いマークで、スーパーなどで探してみることを推奨しています。

GI登録の仕組みと成果

GI登録には、まず生産者団体を設立する必要があります。個々の業者では登録申請できません。団体は定款を作成し、登録申請を行います。申請には6つの項目に関する明細書が必要です。審査を経て商品が登録されますが、その際には歴史的背景を証明する資料(古文書など)の提出が求められます。GI登録の成果として、海外戦略におけるブランド力の向上が期待できます。海外市場において、GI認証は商品の信頼性を高める要素となります。

地域ブランドの喪失とパートナーシップの重要性

GI登録は地域ブランドの創出に貢献しますが、名前が知られていない産品の場合、GI登録だけでは販売促進に繋がりません。GI登録を広く宣伝し、認知度を高める必要があります。地域ブランドを確立するためには、生産者団体、自治体、多様な関係者との連携が不可欠です。パートナーシップを築くことで、GI制度の成果を最大限に引き出すことができます。

八丁味噌問題とスローフード運動

GI認証は、認定されない産品を生む可能性があります。八丁味噌の事例では、小規模な伝統的生産者がGIを名乗れないという問題が発生しました。これは、大規模生産者が主導する団体がGI登録を優先されたためです。EUでも同様の問題が起きており、小規模生産者を守るための仕組みが必要です。イタリアのスローフード運動は、消えかけている伝統的な食品を守るための認証システムを提供しています。日本もGI制度を推進する一方で、異なる仕組みを検討する必要があるかもしれません。

福井県の伝統野菜の事例

福井県の伝統野菜(ナス、ネギ、カブ)の事例を紹介。GI登録後の成果は品目によって異なり、ヨカナスは出荷量、売上、新規生産者数が増加しましたが、やめネギは出荷量と売上に変化が見られませんでした。カブは増加傾向にあります。この違いは、行政の関与の度合いに起因すると考えられます。ヨカナスのように、認知度が低い産品は、県や行政が積極的に宣伝・ブランディングを行う必要があります。

GI登録後の課題と継続的な努力

GI登録後の課題として、消費者の認知度不足、行政や生産者との連携不足、持続的な努力の必要性が挙げられます。ブランド力を維持するためには、品質を保ち、消費者が美味しいと感じることが重要です。GI登録はゴールではなく、継続的なブランド維持のスタート地点です。日本にあるGI登録された産品をぜひ試してみてください。

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文字起こし

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0:03 はい。え、ということで、え、ヨーロッパ のですね、この地理的表示法制度に、え、 認定された、あ、事例として、ま、生ハム をですね、イタリアの生ハムを取り上げ ました。え、ではですね、日本はどうなの かというとこですね。日本も最初に言い ましたように、え、2015年にこの地的 表示保護制度ということで導入をしてい ました。で、日本の地的表示保護制度も ですね、ま、EUの、え、あの、制度に、 ま、乗った形でですね、え、設定をされて います。ですので、ま、地位的表示値や、 ま、品質と基準を元に登録しますので、え 、その中には必要な、え、要素として、ま 、名称はもちろんそうですね、生産値で 生産値の特性、え、伝統性、それから産地

0:48 との結びつき、こういったものをですね、 これも非常に細かなですね、あの、資料を 、ま、集めて、え、かなりの書類を集め ないといけないので、これ、ま、自治体の ね、やはり、え、手伝っていうものが必要 になりますけれども、ま、こういったこと でいろんな地域がこれに、ああの、名乗り を上げてですね、登録をされています。 はい。で、え、ま、今ですね、現在いう ことで、ま、224 年ごめんなさいねですね、え、145品目 が登録されてるということです。はい。ま 、どんどん2015年に始まってどんどん とね、え、見方がりに、ま、あの、増えて いていのはあるんですけれどもさあ、どう でしょう皆さん?地位的表示保護制度って こういうGというね、マークなんですね。

1:34 え、 見たことあるでしょうか? 地的表示法制度。ま、先ほど言ったように イタリアとね、言うとパルミジアの レチャーノとか生ハムね、え、パルマの 生ハムとかですね。え、あ、聞いたことあ るっていうのはね、多いと思うんですけど も、ま、日本だとですね、GIって言って 聞いてもふーんっていう風な感じになるか なと思うんです。ま、つまりですね、 そもそもその元々の3品、ま、神戸ギフは ね、有名ですけどもね、あそこぐらいに なると皆さんもふんって分かると思います けども、その3品自体に、え、 ブランディング努力がないとですね、GI をつけてもなかなかこうね、え、消費者 まで届かない。ここはちょっと問題ではな

2:20 んですけども、ま、あの、はい。いうこと で皆さんね、日本の知位的表示の、え、 マークはGI、こういう赤いマークです。 え、これも是非ですね、あの、スーパー なんかで買い物する時に是非ちょっと探し てみてはという風に思います。京都ですと 、ま、満貫寺アマトとかですね、いうもの があの、あります。はい。いうことで、ま 、あの、仕組みとしてはですね、先ほど 言いと似てるんですけれども、まずは生産 者団体を作らないといけない。生産者ね、 え、業者1人だけではですね、あの、登録 することはできません。登録申請すること はできない。で、え、そこで定官を作り まして、団体を作って、ま、そこが登録 申請をするということになります。え、 その要素としては先ほど言った6つの項目

3:07 がありまして、それに対しての明細書を あの、作らないといけません。はい。え、 それで審査を経て、え、商品の登録という 風になりますけども、ま、これね、ま、 かなりその歴史、こういう歴史がありま すって言ってもそれを証明するね、 いろんな処理をあの出さないといけません 。え、そうすると例えば江戸時代のですね 、こういう時にこういう風に使われてたと かですね、江戸時代ではこういう風な伝統 を持って、えっと、栽培されてたっていう ことも、あの、そういう人をそういうこと を言われてただけではなくって、実際に昔 のですね、え、あの、それこそ顧問所とか いうもので、え、なされていたという記録 を出さないといけないと思いますので、ま 、結構ですね、あの、この辺、あの、書

3:55 集めが大変だというところがあります。 はい。で、ま、日本のね、GIの成果とし て、え、やはりこのブランディングをする で、これGIって一応ですね、海外でも、 ま、通用するというところありますので、 このGIってやっぱり小心証明っていう ことブランディングしたことによって海外 戦略ね、海外にこの3品を下ろす時に 例えばお茶ね、抹茶って言ってもこれがま 、ま、例えばですよ抹っ茶とかですね、 いう風にきちっとGIっていう風に認証さ れればやっぱり早朝ですね、買うという ことで、ま、あの、海外の市場開拓にとっ てはですね、こう生産者としては、え、 アドバイテージがあるというところです。 はい。で、え、地域のね、ま、喪失という

4:42 ことでは、ま、そうした、ま、生まれ地域 の中で伝統的に使われていただけるも、ま 、生まれてしまってるものていうものを ブランディングをする。要するにGI登録 をするってことは、え、名星的には確かに ある程度の効果はあるかもしれません。 ただちょっと最初に言ったようにですね、 その埋もれてしまっていて、その名前自体 が分からないものをですね、ま、いくら GIだって売ってもですね、それGIって 何?っていうところからですね、じゃこの 三ピって何?ってことで、なかなかその 勾配までのインセンティブに行かないと いうところがあるんですね。だから そもそもここにちょっと致名ードって書い てありますけど、そもそもこのGIに登録 されたよっていうところで、ま、かなり 宣伝をしていかないとですね、このアプ

5:27 ブランドに喪失あるいはそのそれによって 科学の向上とか生産者の所得向場にま、 繋がっていかないというところがね、あり ます。ですので、え、GI登録した万歳、 万歳ではなくって、そこがま、スタートと いうところになろうかと思います。ただ 1番いいことはですね、やっぱりその地域 ブランドを想通しようというためにはです ね、これ生産者が団体になる。そして、え 、それから自治体とかですね、あ、それ から多様な人たちがやっぱり パートナーシップを組んでやっていかない と、ま、宣伝もそうですね、流ですね。 そうした人たちが、ま、パートナーシップ を組んでやっていかないと、あの、GIと しての成果は生まれていこない。逆に言う とそうしたパートナーシップを組むって いうですね、え、活動方向につがるていう

6:15 ことは1つその農業とか農村の、え、活性 化につがるという意味で、え、ま、効果が 期待できるということになるかもしれませ ん。え、ただ一方ですね、こう認証って いうことはその認証新のこう認定すると いうことなので一方で認定されないものが 出てきます。で、その時にこのね、生産者 団体のこの大きい小さいとか、え、そこの ですね、権力のですね、格差マなんかが ですね、この、え、認定に、え、影響して くるとこれまたですね、違う問題を起こし てしまうしまいます。で、それが1つこの 発みそ問題ということで少し訴訟にまでね 、なった問題があります。え、八丁味噌と いうね、有名な名古屋のね、お味噌になり

7:02 ますけども、これ、ま、非常に伝統的に 作ってた、え、味噌屋さんがあったんです けども、それはですね、要するに小規模、 小さな規模なんですね。で、え、そうする と戦産者の団体としても小さい。え、で、 この人たちが登録申請するのではなくって ですね、ま、ある程度規模を多くしていた 、え、これどっちが悪いとかわけじゃない ですよ。希望を多くしていた、大きくして いた大規模の、ま、え、生産者とかがね、 え、引き入るそっちの団体が、あの、この 、え、登録申請を出してしまったわけです ね。で、それが、ま、通ってしまっただと いうと、そのですね、生産者団体に入って いないその小規模で、え、より死偽舗で、 え、やってきた人たちはですね、このGI

7:50 を名乗れないっていう状況になってくる わけです。え、これはですね、本来はその 伝統とかですね、え、その地域のとして 守っていこうっていう風に、え、言われた 制度がですね、逆にその最もこう死にで ですね、え、やってきたその生産者、生産 者を、え、弾いってしまうね、排除して しまういう逆の方向にね、働いてしまう。 こんなことが起こってしまったということ なんです。ですので、ま、こうしたことを で、ま、防ぐためにもですね、これ実は EUの中でも起こってるわけなんですね。 え、やはりある一定の安定した生産で規模 でやらないと、え、このGにね、え、認定 されないというような問題も出てきて、え

8:36 、逆に言うと真逆のですね、もっと小さな 単位で認定を受けるこうしたものも必要に なってくるですね。イタリアの場合には、 え、また話せばいいかなと思うんですけど 、スローフード運動ね、スローフード協会 というのがありますけれども、これが実は 小規模もっと小さくってもっと伝統的で、 え、もう、もう消えてしまうかもしれない 。ま、こうしたものをですね、守っていく 。そうした、え、認証の仕組みというかな 、え、プロジェクトがありまして、ま、 それによって保たれているということが あります。なので、ま、日本もですね、 あの、この、GIも、え、推奨していくっ ていうのはいいんですけど、一方でこうし た課題があるということを捉えて、え、 違ったもう1つの仕組み、え、いうものが ですね、必要になるかもしれません。はい

9:22 。いうことで、じゃあ日本のね、あの、 事例をあの、取り上げますと、福意にです ね、この伝統野菜っていうのがあります。 え、ナスとネギ、え、小カブ、カブラって いうことがあるんですけども、これね、 実際見てみますと実は、え、 ま、ナス、ネギ、カブラっていうどれも あるんですけれども、あの、ま、成功して ね、GI所得後の成果というしてね、これ 、あの、このね、え、ロムの中で、あの、 整理されてるんですけれども、これね、 あの、ナス、え、はですね、非常に、ま、 効果があったというね、出荷量も増えて、 あの、売上も増えて、新規生産者も増えて ということで、え、ウィンウンな形になっ

10:07 てるわけなんですけども、一方で、え、 こちらね、あの、ネギ、え、いう意味では 出荷も全然変化していないし、売上も変化 してないと、ま、一方でも新規生産者は 過じて増えたねというところです。え、 カブラ、カブラもですね、増加してますよ ということで、こちらも、ま、うまくいっ てる事例です。これ、ま、何がね、原因 かっていうことで、ま、一概には言えない としてもですね、やはり、ま、大きくは やっぱり行政の関与というところがですね 、こう違うなというところあります。え、 先ほども言いましたね、え、これよ、 ヨカナスって聞いても、よしスって聞いて もですね、んって思うわけですよね。まず そこからの、え、宣伝であったりとか ブランディングとか有費費が必要であって

10:52 、やっぱりそれは剣とかね、え、行政上げ ての、ま、取り組みってことが重要になっ てきます。え、やめネぎの場合にはですね 、ま、これ個別で、ま、自分たちが生産性 団体としてあのやっているというところで 、やはりがね、ま、14名しかいないと いうところでもありますので、ま、力が 弱いというところがあるでしょう。ま、 いう意味ではですね、日本ではまだまだ草 のね、ボトムアップではなくって、ま、 つまりね、あの、農教みたいなですね、え 、この生産者団体組み合いがないわけです ね。ま、こうした、え、PRとか言った、 あの、いわ金を取ってくるとかいったよう なきちっとした組織で持ってですね、やっ ていかないとなかなか、え、個人個人の

11:38 グループでは難しいというとこになるかと 思います。 はい。ということで、ま、制量しますと、 ま、課題としてはね、え、その品種の、ま 、え、名称に、ま、あの、消費者のですね 、認知度が、ま、追いついてないという ところ、ま、それから、ま、行政や生産者 、え、との連携、え、いうことが必要に なってくると、え、それからですね、 ブランドされ、ブランディングされたと 言ってもですね、それやっぱり持続的な 努力が必要だと、え、そしてその品質を 保ってですね、その味っていうものが やはり、ま、なんと、あの、いつも言うん ですけれども、ブランディングしただけで はダめで、その味がやはりね、小心照明 美味しくないと食べた人がこれはうまいと やっぱりなという風にならなければ、ま、

12:25 継続しないわけです。つまり、え、GIに 登録された後の継続的な、ま、努力 ブランドの維持っていうことが、ま、 欠かせないとところになります。はい。と いうことでですね、え、日本にあるGI 是非皆さんも探してみて1度食してみては という風に思います。 以上で、え、14回の講議をね、終わり たいと思います。

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