0:00 出版メディア論 第13回事例研究漫画文化6この事業を 担当しています谷村です。第8回の事業 から日本の出版文化において強い存在感を 発揮している漫画文化を取り扱ってきまし たが、今回の事業でその漫画文化を扱う 内容としては最後となります。 今回の事業ではWebで配信されている デジタルコミック電子漫画のビジネス モデルとその意義や可能性課題について 解説していきます。 全出版中漫画は4割兆の売上を占めるよう になりました。そしてその漫画では
0:47 デジタル化の調流が進んでいます。それが 出版業界にどのようなことをもたらすの でしょうか?一緒に考えていければと思い ます。今回の事業もよろしくお願いいたし ます。 前回の授業のおさいをします。 前回の事業ではコミックスのビジネス モデルを中心にお話ししました。元々漫画 は読み捨てされることが前提であり、ま、 そのために質の悪い、え、神 で印刷された赤本漫画であったり、 あるいは歌詞本漫画、あるいは雑誌であの 掲載されるにとまるということが、え、 多かったわけなんですけれども、
1:35 やがて漫画市が様々に相感されていく中に おいて長編ストーリー漫画が生まれてき ます。そしてそれが人気を拍していくよう になると、その漫画を所有してじっくりと 話の流れを追っていきたいというニーズが 生まれます。所有のニーズが漫画に生まれ たんですね。それによってコミックスが 売れる商材として出版社の間で認知される ようになっていたと考えられます。 1960年代後半以降に現在のコミックス の形が作られ、そしてそれが1970年代 オイルショックをきっかけにして、え、 その重要性が増していき、
2:22 現在に至るような形で定着するようになり ました。 一方で 1990年代半ばを超えてからは 出版物全体が低明していきますが漫画も、 え、そのごタブに漏れず雑誌の売上の低名 が続いていき、2010年代後半はより その傾向が顕著となります。その漫画雑誌 、漫画市の売上が下がっていく中において コミックスの売上の重要性がさらに高まっ ているということをお話ししました。 雑誌の役割というものはどこにあるのか、 それが問い直される現状であることを前回 は最後に確認したかと思います。このこと
3:09 を踏まえて今回の事業も お聞きくださればと思います。 今回お話しする内容の概要を示します。 まずデジタルコミックの普及状況について データも参照しながらその普及の背景に ついて見ていきたいと思います。 続いて前回も使用しましたピクト、 ピクトグラムを用いたビジネスモデル を用いて デジタルコミックがどのようにお金を稼い でいるのか、その産業の形について見ると
3:57 ともにそのデジタルコミックで求められる 内容とは何かについてもお話ししたいと 思います。 そして最後にデジタルコミックの持って いる可能性と課題を見ていきます。 出版業界において大きな存在感を発揮して きた漫画において進むデジタル顔流れは 出版業界に何をもたらすのかそれを考える 一序に今回の事業がなればと思っています 。 では普及を続けるデジタルコミック電子 漫画について見ていきましょう。 今回の事業では電子漫画という表記はここ
4:45 までにとめて以降はデジタルコミックに 統一してお話ししていきます。そのつもり でお聞きください。 2010年代以降旧拡大を続けているのが デジタルコミック市場デジタルコミックの 売上です。 コミックスの売上を見てみると、2017 年に電子媒体 の漫画が紙媒体の漫画コミックスを上回っ たんですが、2019年には雑誌を合わせ た売上でも電子媒体が紙媒体を上回ると いう状況になり、もはやデジタルコミック の方が漫画産業において主流になりつつ
5:31 ある状況があります。 今回はこのデジタルコミックのビジネス モデルとデジタル化が進むその漫画の可能 性と課題について解説していきたいと思い ます。 実際に統計のデータを見てみましょう。 こちらに取り上げているグラフはこれまで も取り上げてきたコミック市場の販売金額 の推移を示すものです。 このデータの数字を見ても2014年以降 に電子コミックの販売金額の数字が示さ れるようになってから急激にこの分野市場 が成長してきたことがわかります。
6:20 2018年から2021年にわたっては 特に非常に高い成長率をこの電子コミック 市場は遂げてきました。そしてその貢献に より紙のコミックの売上の落ち込みを カバーするだけでなく漫画市場全体の売上 を押し上げることになったのです。 一方で 2022年以降にはその成長が鈍化した、 鈍ってきたという状況が見られます。これ まで電子コミック分野市場が拡大していっ たことで紙の売上が落ち込んでも2018 年以降コミック市場は絶えず成長を続けて
7:05 きたのですけれども、今後もその成長が 続くのかについては不透明な状況です。 ではなぜこのようにデジタルコミックは 普及していったのか、その背景について見 ていきたいと思います。まずその1番 大きな要因と言えるのがスマートフォン、 タブレットの普及です。2007年に iPhoneが登場して以降スマート フォンそしてタブレットは2010年代を 通じて私たちに馴染み深い道具となって いきました。それまでも情報端末としては 携帯電話やPDAあるいはパソコンなどが あったわけですが、なかなかそれらで漫画 を読むことは普及していきませんでした。
7:50 それに対しスマートフォンやタブレットで 漫画を読むということはあっという間に 普及しました。なぜそうなるのか? その1つの理由としてはパソコンで本を 読むという行為が私たちが紙媒体で本を 読む行為と書き離れていたことが大きかっ たからではないかと考えられます。私たち は本を読む時、当然ですが本を手元に持っ てそのページをめくりながら読んでいき ます。しかしパソコンでマウスや キーボードをカチカチしながら本を読むと いう行為はその 紙媒体の本を読む行為と書き離れていて
8:36 なかなか普及しなかったのではないかと 想像できます。従来の本の読み方と 駆け離れていたことがパソコンで電子書籍 やデジタルコミックを読むという行為が 普及しなかった大きな要因と言えます。 それに対しスマートフォンやタブレットは タップやスワイプをすることで本の内容を 読んでいきます。手元にスマートフォンや タブレットを持ちながらタップやスワイプ をして本を読むという行為は 神のページをめくっていく行為と非常に 近い感覚があります。それが電子書籍や デジタルコミックが普及する上で重要だっ たのでしょう。技術決定論的に新しい メディアデジタルデバイスが登場して電子
9:23 書籍やデジタル漫画が読まれるようになっ たというよりも社会決定論、文化決定論的 にスマートフォンやタブレットで従来の 読書体験に近い読み方が可能になったこと で電子書籍やデジタル漫画は普及したと 考えることができます。 一方で デジタル決済の手段が確変 大きな要因と言えます。 スマートフォンやタブレットはデジタル 決済がしやすいですよね。これはかなり 大きなポイントだったと言えます。ネット 上で課金するということはウェブサイトで
10:08 デジタルコミックを提供していた時期には なかなかハードルが高かったのですが、 このスマートフォンやタブレットが普及し たことによってGoogleやApple を通して課金するための手段が確立されて いきます。さらにその課金手段は多様化し ており、PaypayやD払 による課金システムも登場しているのは皆 さんもご存知かと思います。これら課金の ハードルが下がったことでデジタル コミックの市場の拡大が起こってきたと 考えられます。 課金するためのシステムは信頼感がないと 広がりづらいのですけれども、スマート フォンやタブレットと課金が結びついた 信頼されるシステムが作られたことで
10:54 デジタルコミック市場は拡大していった わけです。普及の背景の2点目と言えます 。 そしてもちろんモバイルでの通信速度の 向上であったり、Wi-Fiなどの無線 通信、大容量の、え、データを扱える無線 通信が普及したこともデジタルコミックの 普及には大いに関係しています。 データの容量がデジタルコミックは大きい ため、その容量をダウンロードが 可能であるすぐにダウンロードできる通信 環境は必要不可欠なインフラだったわけ ですね。これらの環境が整っていったこと で電子書籍及びデジタルコミックを読む 環境 が出来上がっていった。2010年代に
11:40 成立したということが言えます。 続いてデジタルコミックのビジネスモデル について見ていきましょう。 現在デジタルコミックは情報端末、 スマートフォンやタブレットに インストールされた漫画アプリを通じて 読むということが当たり前になっています 。 ただかつては Webコミック配信サイト、え、Webで 配信されているデジタルコミックを掲載 するサイトを通じて読むことが中心でした 。 13年以降ジャンプライブなど様々な漫画
12:26 アプリが登場していきます。なお、 ジャンプライブは後に少年ジャンププラス という形に発展していきます。この 2013年に漫画ボックスやコミコなど、 え、複数の漫画アプリが登場して、え、 現在に至っています。で、これら漫画 アプリはこれも、え、これらのアプリを 利用している方はよくご存知かと思います が、え、無料配信 で最新話を提供しているものもあれば、 先読みを そのアプリ内のポイントや、え、有料 ポイントなどによって呼んでいくような 無料配信、有料配信の混在型で、え、提供
13:13 されてることが多くあります。 そのデジタルコミックのビジネスモデルと しては元々Webブコミック配信サイトの 場合のやり方が、え、現在も続けられて いる部分もありつつ新しい、え、設け方、 え、ビジネスの形というのも、え、作ら れるようになりました。 収益を得るマネタイズの方法としては従来 の紙媒体の雑誌と同様に広告とコミックス 販売が上げられます。 アプリの場合は動画で広告を見せることが 近年は増加しています。
14:01 またコミックス販売は非常に重要な、え、 売上の中心を担っています。 またアプリやサイト内で課金するという 方法も取られるようになっていますし、 記念はマネタイズの1つのやり方として グッズ販売やチケット販売なども模索され ている状況があります。 アプリやサイト内でコミックの最新話 あるいは準最新話を無料で読めるようにし つつ過去のエピソードであったりあるいは 先読みできる最新話を、え、有料ポイント 消費で提供するということも、え、されて いる状況が今の漫画アプリあるいは、え、
14:49 Webコミックのサイトなどでは見れます 。 アプリ内のポイントを得るために広告動画 を見るという形なども 漫画アプリではさえていますし、あるいは 他のアプリをスマホやタブレットに インストールすることで、あるいは会員 登録をすることで、え、ポイントを得ると いうようなやり方もあったりしますが、ま 、これらは全て、え、広告の、え、一環と して行われてるものです。で、さらにです ね、この漫画アプリやウェブ配信サイト などで課金して、え、その漫画のデータを 読めるようになった場合も
15:35 買い切り型と言ってもう1度買ってしまっ たらずっとそのアプリが存在する限り読み 続けられるという形式のものとレンタルの 形で、ま、例えば3日間だったり、1週間 だったりあるいは2週間だったりという ような形で一定期間あの読める権利をあの 与えられるという形に分かれています。 収営者や小学館はレンタル型、江談者は 買切り型のような形で、え、提供がされて いることが多いですね。 前回説明しました雑誌に掲載した漫画を 再録してコミックスを販売するビジネス モデルの形というのはこのような形でした
16:22 。出版社は漫画雑誌を読者に、え、有料で 提供しつつその雑誌の広告スペースを スポンサー広告に販売して、え、それで、 え、利益を得ていきます。さらに、え、 コミックスで雑誌に掲載された漫画を再録 させて、で、それでまたさらに、え、お金 を得ていくという形で出版社は儲けを出す という形がこれまで取られていました。 しかし今は雑誌の売上というものが急激に 下がり、その雑誌の売上が下がるという ことは広告による売上も下がるということ を意味しますので、非常に出版社は苦境に
17:08 立たされているわけです。しかしその中で もコミックスの売上というのが、え、維持 されていたからこそ出版社は、え、漫画 雑誌を出し続けるということが起こってき ました。しかし2010年代後半に入り 雑誌の売上はさらに急激に、え、その売上 を下げていっている状況であることもこれ まで説明してきたかと思います。かつて よりコミックスの売上の重要性が増大した 状況の中で、え、デジタルコミックの普及 というものは 起こってきたわけです。 さて、え、デジタルコミックのビジネス モデルというものを改めて描いてみると こういう形になるかと思います。まず出版
17:56 社はデジタルコミックを漫画アプリや ウェブコミック配信サイトなどで、え、 提供しているんですけれども、これらは 基本0円で提供されているわけです。ここ では、ま、儲けが出ないわけですね。一方 で出版社は 広告スペース。これは、え、アプリの一部 であることもあれば、ま、あの配信サイト の一部っていうこともあれば、あるいは 動画という形で、え、スポンサーの、え、 広告を見せるということをアプリで行って います。 それを通じてスポンサーから出版社はお金 をもらってるわけです。 で、さらに広告を見てくれたりすると、ま
18:46 、読者側にポイント、え、を与えてくれ たりもするわけですよね。で、その中で 読者は 最新話を読みたい、あるいは過去の エピソードをもう1回読みたいという時に 出版社が提供するアプリあるいはサイト、 ま、さらには、え、もう出版社以外の、え 、業種の企業も、え、アプリやサイトを 運営していたりしますので、え、ま、そう いったあの企業に 読者側はお金を払ってディジタルコミック を買うということも起こっています。 これはいわゆるえ、アプリ内課金、え、 単入という形で行われる、そういうあの
19:34 イメージだと思ってください。 さらに一方で 出版社あるアプリのサイト運営元側が コOMックスという、え、従来型の形で デジタルあるいは紙媒体両方でですね、 常に、え、掲載されたアプリやサイトなど で掲載された漫画をまとめ売りするという ことも起こっています。 ま、これはいわゆる従来型の、え、売り方 というのが今も引き継がれてるやり方な わけですが、ま、このコミックスの売上が 、え、今も重要性が出版社にとっては特に 、え、高いという状況があります。これは
20:20 、え、電子そして、え、紙両方でですね、 え、提供されてるわけですが、電子 デジタルコミックの、え、デジタル コミックスの売上が、え、高まっていると いうことについては、え、これまでも見て きたかと思います。このコミックスの売上 というものがやはり大きな利益を出版社に もたらすこともあって、このコミックスの 売上を重視すると、え、それによって、ま 、連載を継続するか打ち切るかというのを 決めるということが、え、一般的に、え、 漫画の評価というところに関わってくる 状況が見られます。 デジタルコミックで求められる内容、人気
21:09 以内いそうな漫画というのはどのような ものなのでしょうか? 今も漫画産業ではコミックスの売上が大変 重視されます。そのためデジタルコミック 市場においてもコミックスが売れる作品が 継続しやすい傾向にあります。ま、 すなわちそれは打ち気にならないという ことです。逆にこの、え、コミックスを 買ってくれそうな層がそんなにいなさそう という状況になってくると、え、打ち切り の危険性が高まるという状況があります。 ここら辺は紙媒体でもデジタルでも同様の 傾向と言えます。 一方でデジタルコミックではインパクトと
21:55 いうものが 作品のヒットに関係してくるところがあり ます。例えば2022年にヒットした デジタルコミック で最初出されたタコピーの現在という作品 なんかはまさにそういうインパクトが非常 に強い。ま、内容がかなりえぐいというの が多くの読者を引き寄せる力になりました 。 YouTubeの動画もそうですが、 まずはネット上で 配信されている、提供されている コンテンツというものはまず見てもらわ ないといけない。読者に反応してもらわ
22:41 ないといけないわけで、インパクトのある 作品ということが求められる傾向にあり ます。 雑誌掲載作品以上に売りとなるコンセプト などもはっきりした上で作品を掲載して いることが漫画アプリなどではよく見られ ます。 第1印象やあるいはロー作品のような異 世界転生もあるいは悪薬令嬢もと言われる ような、え、非常に明確なジャンルとして ネット上で人気がある、え、そういう一部 ジャンルを重視する傾向というのが、え、 Web上ので配信されてるデジタル コミックには見て取れます。
23:27 一方でそういうえぐさや過激さ、あるいは 分かりやすさということが重要な一方で、 あまりにも駆けすぎる残酷描写になって しまうと、 それが配信停止になってしまったり、 同じく性的描写も雑誌より過激なものをし てしまうと、その結果、え、デジタル コミックの配信が 電子書籍を扱う書店、え、デジタルの書店 などで、え、配信停止になってしまう、 取り扱い停止になってしまうという恐れも あり、ま、このインパクトをどれぐらい 重視していくのかというところはなかなか に、え、難しい判断が迫られる部分があっ
24:15 たりします。 続いてこのようなデジタルコミックの可能 性と課題について見ていきたいと思います 。 まずデジタルコミックの可能性から見て いきたいと思います。デジタル化される ことによって漫画作品にどのような メリットがあるのか。収営者デジタル事業 部鈴木元井部長の雑誌でのコメントから それを伺っていきたいと思います。 出版業界などメディア業界を扱ってる雑誌 作るの2020年5月6月後において掲載 されたその鈴木部長の発言を引用しますと
25:02 紙のコミックスは新刊を中心にファンの 読者に向けて施策を打っていくのですが デジタルの場合はライトユーザー向けに 作品の面白さを伝えていくということに 重きを置いています。スマホで初めて漫画 を読むというユーザーにとって雑誌連載が 始まったばかりの新しい作品もすでに連載 終了した完結作品もいずれもある意味新作 なんです。 この鈴木部長の指摘というのは 漫画というものの扱いが変わってきたと いうことをよく表した発言と言えます。 すなわち漫画においてはかつては新しい
25:50 漫画、古い漫画という区別があったわけ ですが、デジタル上においては、デジタル デバイス上においてはそれらは初めて 読む者にとってはいずれも新しい漫画とし て捉えられるということです。 さらにこの鈴木部長は2021年5月後の 作るのインタビューでもこのように言って います。紙のコミックスの売上はやはり 新刊中心になります。それに対して デジタルはすでに完結した作品や関数が あまり出ていない若い作品もスポットを 当てれば売上を伸ばせます。だから完結し
26:36 た作品やまだ注目されていない作品に プロモーションをかけて売上を伸ばすと いうこともやっているし、そういう意味で は紙のコミックスの売り方よりも バリエーションに飛んでいますね。 これら鈴木部長がインタビューで指摘して いる点はまさにデジタルコミックの1つの 特徴と言えますし、大きな可能性と言える 部分です。すでに連載終了している終わっ てしまっている作品もデジタル化をする ことによって新しい読者に見てもらう機会 を作ることができる。時代が変わって評価 される可能性もあるということです。 そしてそのような作品がまた新たに評価さ れることによってブレイクする機会が得
27:22 られます。 まだ作品をよく知らないライトユーザー 向けに作品の面白さを伝える。それまで あんまり漫画を読んでこないような人たち にこういうところが面白いんだっていう ことをいかに効果的に伝えるかということ がデジタルコミックにおいては漫画アプリ 上ブコミック配信サイト上では重要になっ てきているというわけです。この発言 なかなか資唆的なことコメントと言えます 。 さらにこの鈴木部長の、え、作るという 雑誌での発言を見ると2022年5月後の 記事ではこのように述べられています。神
28:07 は最新刊の素給力が重要なのですが、 デジタルは何かのきっかけがあれば神刊で あれ機間であれ都度売れます。少し飛ばし まして、何かのきっかけがあればデジタル 版は読まれるということが分かっているの で、僕らが常に意識しているのは各ストア と交渉しながら様々なきっかけ、PRを 用意しておくことです。 紙のコミックスは最新刊の初動が重要で ある。一方でデジタルはきっかけがあれば 古い作品も新しい作品も関係なく売れると いうことが業界で常識になりつつあり、 そのため色々な漫画アプリや電子書籍販売 サイトと連携して作品のPR、作品を知っ
28:52 てもらうきっかけとなる広告や キャンペーンをどう準備するのかが重要で あるということが述べられています。 デジタルで作品を読者に知ってもらう きっかけを漫画を扱う出版各者がどう 作り出しているかに注目することでその 営業戦略が見えてくるかもしれません。 また すでに漫画というコンテンツは出版社の 雑誌に掲載されることを飛び越えて複数の 漫画配信サイトやアプリで それを楽しめる状況になっているという点 も重要かと思います。
29:39 ここまで2020年から2022年の鈴木 部長のコメントを引用してきましたが、 その引用も元も元である作るという雑誌で はこの30年間毎年漫画特集やアニメ特集 が必ず組まれます。最新の漫画業界や アニメ業界の情報を知ることができますの で、関心のある方は漫画特集をしている 作るのを読まれてはいかがかと思います。 図書館にもちろん あのありますので是非読んでみてはいかが かと考えます。最新の業界の同向をつめ ますよ。 先ほど取り上げた続き部長のコメントにも あったようにデジタル化によって古い作品
30:26 の価値が掘り起こさえるという事例が 2020年5月に実際に起こりました。 ネットで突如ブレイクしたと言って良いの ですが、連ちゃんパパという漫画が話題に なりました。この作品自体は1994年 から1997年に今から20年以上前に パチスロ漫画で連載されていた ギャンブラーの父親と息子に商店が当て られた作品で絵柄は新聞に掲載されてる ようなほのぼのファミリー漫画風なんです が描いている内容はかなりドぎついという ギャップを感じる内容になっています。 そのギャップというのがネットで 漫画が話題になった理由でした。この作品
31:13 は当初前話全ての話を無料で読めるサイト において公開されていました。しかし連載 がされていた1990年代からネットで 話題になるまで紙のコミックス漫画単鉱本 は出されていなかったのです。要するに コミックスとして発管される価値がないと 当時この漫画の出版の権利を持っていた 出版社は考えていたわけです。ところが ネットでの無料の人気を受けてこのレン ちゃんパパは2020年9月10月に門川 角川書店から一部書き下ろしも入った コミックスとして出されることになりまし た。かつての古い漫画というものが新しく
32:03 売り出すことができるということも今は できるということをこの事例は示してい ます。 デジタルという領域の面白い点と言えます が、動画配信サイトでも同じなのです けれども、古い作品が新しい価値を持つと いうことが起こります。これまで気遣えて いなかった作品の魅力がネットで改めて たくさんの人の目に触れることで新しい 可能性を生み出すのですね。デジタル コミックはこれまであまり日の当たら なかった漫画、時代を超えて評価される 可能性を持った漫画に光を当てる可能性が あるわけです。これからの漫画文化の多様
32:51 性を担保するそういう存在になってくれる 期待もあります。 さらにデジタルコミックによって新しい 可能性が切り開かれています。 皆さんも呼んだことがあるかもしれません 。2020年1月よりTwitter現在 のXにおいて連載漫画が投稿されるように なったチ川なんか小さくて可愛いやつは 2020年4月からアニメ化もされ、 そして様々な企業とコラボがなされるなど 2020年代前半を代表する大ヒット漫画 となりました。 SNSで連載されている漫画が大ヒット
33:37 する。このようなヒットの流れは新しい 潮流を産んでいます。 これまでは漫画雑誌、コミック師を相関し てその雑誌連載を通じて人気漫画を 生み出していくという流れがありましたが 、雑誌を相関しなくても人気漫画は 生み出せるという、そういう状況になった わけです。 すでにここまでも話してきたように漫画 雑誌は今売上が大変低しています。漫画 雑誌を新しく相関するということはかなり リスクのある行為に今やなっています。 しかし漫画アプリやWebコミック配信
34:25 サイトなどはそのリスクというものを かなり下げつつヒット策を作り出す 可能性を開くことができます。 この状況が作られたことでこれまで漫画に 手を出してこなかった出版社やIT企業 などが漫画事業に参入しつつある状況が あります。 その1つのIT企業であるサイバー エージェントの漫画アプリ はかなり人気のあるアニメ化もされたり ドラマかもされる作品を生み出しています けれども、この最コみで連載されている
35:11 漫画は小学館からコミックス媒体も電子 媒体もですが、え、発行されるようになっ ています。 出版社とIT企業、異業種の企業が共業し てコミックスを出すという事例が登場して きてるわけです。さらにこれまでも説明し てきましたように漫画というのは様々に2 次利用がされてます。漫画を中としたワン コンテンツマルチュースという形が行われ てるわけですが、それは漫画の権利を使っ てその漫画を出している、え、その コンテンツの権利を持っている側が色々な
35:57 、え、ま、儲型の機会を得ることができる ということです。この漫画のライツ ビジネスコンテンツをじり用については今 多様家が進んでます。 日本の漫画は世界的にも通用する 大ヒットコンテンツを生み出す可能性を 持っているということはこれまでも何度も 触れてきましたが 漫画のライツビジネスというのは今後 さらに広がっていくことが考えられます。 これも漫画デジタルコミックの可能性の1 つと言えます。 一方でデジタルコミックの課題と言える点 も紹介しておきたいと思います。
36:46 まず有料の漫画、コミック師と無料で 読める漫画アプリあるいはWebコミック 配信サイトの違いによる問題が課題の1つ として上げられます。 元々有料の漫画師というものを買っている 読者というものはある種の使命感を持たさ れます。それは漫画お金を出して買って いる以上漫画をもう最大限に楽しみたいと いう気持ちを持つということです。 お金を払っていることによって雑誌に掲載 されてる作品をなく読んでみないとという
37:32 、ま、同気になるわけです。しかし無料で 読める漫画アプリの場合、あるいはWeb コミック配信サイトの場合は興味のある ものしか読まれなくなる恐れがあります。 鬼滅の刃。は間少年ジャンプで連載されて いましたが、連載から1年近くの間、掲載 順は決して高くない状況にありました。 しかしその作品がアニメ化をきっかけに 爆発的な歴史に残る大ヒットを記録した わけです。 こういった、え、漫画の多様性ヒットを 生むためには大変重要だと思うんですが、
38:19 それを作り出してきた漫画師が死にかけ てる状況というのは果たして漫画文化の 今後にどういう影響を与えるのか、まだ 読めない部分があります。 一方で漫画の売り方の今後も課題の1つと 言えます。 従来のコミックス販売の形を電子デジタル 化が進んだ後も出版社は続けているという 状況がありますが、元々コミックス販売は 質の悪い神で掲載された漫画を質の良い コミックスで読むというところに1つの 価値がありました。しかしデジタルの雑誌
39:07 で掲載されてる漫画とデジタルの コミックスで掲載されてる漫画の間には質 的な差がほとんどありません。もちろん 作家が連載した漫画内容をコミックス掲載 に書き直した時には新しい価値が生まれ ますが、基本的には最収録、再録されて いるのがコミックスで、え、載っている 漫画の中心になっています。ですので コミックスの持ってた価値が1つ失われて いるわけです。 いわばデジタル化に適したものでは必ず しもコミックスの販売の仕方は 合っていないのではないかということが
39:53 言えます。 デジタルであればページ数を気にしなくて いいのですから、 1話ごとの単和売りの形で、え、売って いく形を取るか、あるいはもう数間に及ぶ ような、え、シリーズももう1つの、え、 セットで売ってしまうというシリーズ売り というような形など色々な売り方が デジタルコミックでは可能なはずです。ま 、そういう売り方もできないかということ を出版社や様々なアプリの運営もは、え、 思考錯誤している状況があります。まだ その答えは出ていない状況があります。 また先ほども触れましたように過激な表現
40:40 などが 配信の、え、環境によって、ま、例えば そのAppleなどの審査によって それが配信できなくなるという表現を巡る 問題もあります。こういった複数の問題を どう解決していくのかということが今出版 業界には求められている。状況です。 今回の授業の内容をまとめます。 情報環境の変化、それはモバイル情報端末 の普及や大容量データ通信が可能な無線 通信の普及に関連して起こってきたわけ ですが、それらの変化に伴って2010年
41:28 代に電子出版市場、そしてデジタル コミックの市場が大きく成長することに なりました。 デジタルコミックのビジネスモデルは コミックス販売、広告、アプリ内あるいは サイト内課金によって成り立っています。 その中でも特にコミックスの売上が紙の時 と同様に引き続き重視される状況がある わけなんですけれども、そのコミックスを 売ることを中心とするビジネスモデル、 その形態が果たしてデジタル化の進んだ中 において適切な形態と言えるのかについて
42:15 は、まだまだデジタルコミックの分野では 議論すべき課題と言えます。 一方でデジタルコミックには大きな可能性 も存在しています。とりわけ古い作品や 連載が終了した作品が新しい読者を得て 再び価値を取り戻す可能性というものを デジタルコミックは切り開くことができ ます。 新しい価値を作り出すこともあるという こともこの事業の中では見てきました。 また漫画作品の虹利用を巡る領域。 すなわちライツビジネスの存在感も
43:02 デジタル化とグローバル化が進む中で増し つつある状況にあります。 出版業界ではこれらのことを踏まえた模索 が現在続いています。 是非その視点から漫画産業、さらには出版 業界の同行を関心を持って皆さんには見て もらえればと思います。 全出発物の売上のもうすでに4割以上を 占める漫画産業は日本の出版文化を支える 存在になっています。その漫画産業が今後 どのように変わっていくかは出版業界の 今後を考える上でも大変重要です。
43:52 さて、注目すべき存在としてここまで数回 にわたって漫画産業の現在に至る流れを見 てきました。次回から事業全体のまとめに 入っていきますけれども、この漫画産業を めくる変動については、是非この事業の 利子を終えた後も注目して 見てもらえればと思います。 今回の事業で参考にした文献はここに示す 通りです。事業中にも触れましたように 作るという雑誌の漫画やアニメの特集号は 業界の最新同行を見る上で大変参考になり ますので、是非関心のある方は図書館にで
44:41 も行って呼んでみてください。 今回の授業内容は以上で終了となります。 お疲れ様でした。